【THS】ギリシャ神話とテーロス その3 ~太陽の神、ヘリオッド~
2013年9月12日 趣味 コメント (2)前回の続き。
気をつけて欲しいのは、MTGにおける神はギリシャ神話の神のそっくりそのままのコピーではない、というところ。
《太陽の神、ヘリオッド》なんかはその代表的な例。
太陽の神、ヘリオッド (3)(白)
伝説のクリーチャー・エンチャント 神
破壊不能
あなたの白への信心が5未満である限り、太陽の神、ヘリオッドはクリーチャーではない。
あなたがコントロールする他のクリーチャーは警戒を持つ。
(2)(白)(白):白の2/1のクレリック・クリーチャー・エンチャント・トークンを場に出す。
5/6
まず、ギリシャ神話を絡めずとも
・神は破壊されない
・神への信仰を集めることで神が動いてくれる
みたいなイメージが沸きますね。
では、ヘリオッドの元ネタは何かというと・・・太陽の神ヘリオスになるんですかね。一応。
ヘリオスは、ギリシア神話の太陽神である。その名はギリシア語で「太陽」の意である。
常に空にあって地上の全てを見ていると言われています。
しかし、ヘリオッドの元ネタがヘリオスということだけでは不思議に思えることが出てきます。
ヘリオッドの槍 (1)(白)(白)
伝説のアーティファクト・エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
(1)(白)(白),(t):このターンにあなたにダメージを与えたクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
伝説では太陽の槍という強力な武器があり、テーロスのいかなる場所も攻撃できるという。死の国の最深淵とて例外ではない。
そう、ヘリオスには槍を扱った逸話はないのです。
そして「いかなる場所も攻撃できる」槍といえば・・・ゼウスの雷霆「ケラウノス」のことでしょう。
ケラウノスはギリシャ神話最強の破壊兵器です。全力で投げると全宇宙が焼き尽くされて滅びるとかなんとかw
こんな感じで、複数の元ネタからなる(であろう)カードも存在します。
元ネタ考察のしがいがあるというものです。
ところでヘリオッドの一番下の能力なんですが、ゼウスが元ネタの一つと考えると面白いイメージが沸きますね。
ゼウスは全知全能のギリシャ神話最高神として有名ですが、次々に女性に手を出して孕ませる好色の神としての一面も有名です。
マナをつぎ込んで・・・クリーチャーが生まれる・・・?
( ・ A ・ )おわり
コメント
そう言われると卑猥に見えない、不思議!